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和菓子

2024.10.27

茶席の菓子のこと

和菓子作りを始めました。

お茶人たるもの料理、水屋の準備、点前、道具すべて出来る。これを目標にしています。

茶懐石、茶席の菓子も

身近にあるもので手間をかけて出来立てをお出しするのがもっとも良いとされています。

自分でどこまでやれるのかやってみたい

情熱が止みません。

お茶は実践から学ぶことが多いです。

全てが修行

2024.10.15

毎日思うこと。

いつの間にか夜になっている。

朝、昼その時間はすぐに流れていく。

日々生きてる瞬間は修行。

稽古をしている時も、食事をしたり、歩いている時も、ここ最近長いトンネルの中から抜け出せずにいる。何に対してということではない。

じぶんがひびどう生きていくべきか考えるから

疑問が出てくる。性分だから仕方ない。

自分の意思とは無関係に起こる日々のことは

『これでいい』と思える。

しかし自分の成長したい気持ちに対しては

終わることがない。『これでいい、完璧』

最上の状態にいることはそこから衰退が始まる。

だからいつももっと成長したいと願う。

今日は稽古で香を聞いた。

そのときにふと吹っ切れた気がした。

今ここで五感で感じる茶道に携われている

幸せ。

香りを聞くこともお茶をいただくことも

とても有り難いこと。

これからどんな瞬間も無駄にせず

余すことなくこの人生を生きさせてもらおうと

心底から沸々湧き上がる気持ちを胸に秘めて

日々修行に励もうと強く思った1日でした。

銀座

2024.10.01

本物の味

カクテルのレジェンドのお店に縁があって同行させてもらった。

飾り気は無く凛とした佇まい。

穏やかなバーテンダーの無駄のないカクテルにひたすら酔いしれた。

技がさりげなく、凄みがあるのがよくわかった。

凄さを表に出さない人が本当にすごい人なのだ。

偉人は誇らない。ただ美味しい飲み物を作りたい探究心がその人の技になり、人となった。

人生の後半で先をいく偉人に会えた今日は最高の1日だった。

ありがとうございました。

弟子からの招待

2024.09.25

弟子からの招待

先日茶名を取った弟子から茶事の招待を受けた。

教室を将来始めたいと強い意志を持って考え尽くし東籬庵を選んでくれた。

稽古の時は自分の話したことを一つも漏らさず終わったあとでまとめているのを知って茶を始めた頃の自分と重なった。

師匠の言葉は隠れた宝物1つも聞き逃すまいと稽古帰りの電車の中でノートに書いていた頃を思い出した。

日々多忙な中で最大限時間を使って招いてくれたことに嬉しさが込み上げて来た。

取り合わせや道具も自分でよく考えて選んでもいたのがまた嬉しかった。

支度をするためのリストアップをした一覧表も勉強のためだと1から自分で作ってもらうようにした。いつもなら簡単に渡す資料も何も渡さなかった。心苦しかったが自分で作らないと自分のものにはならないからだ。結果自分で見事にスケジュールを作って時間内に終わった。

茶事は全く相手に期待しない無償の愛に近い。

相手のことを考え、思いを馳せ、道具、料理を取り合わせ当日を迎える、自分の思い描いた茶席の会話、話したいことほとんど思う通りにいかないことが多い。それでも気づいてもらえたらラッキーだというくらいの気持ちで一心に尽くすのが茶の湯者の行なうお茶の姿。

主客が茶室に集い茶を通じて絆を深め、調和していくのがお茶、あなたのお茶、私のお茶ではなく

私たちのお茶になる融合したお茶ができた時に本当に良かったと思える。

そんなお茶を目指してくれたらいいなと思う。

大きく羽ばたく茶人が弟子から育つのが本当に楽しみ。

自分は自分で終わりなき修行に邁進するのみ。

時代を越えて

2024.09.13

お茶は

何世代にも渡り受け継がれている伝統。

人が茶を喫するようになってずいぶん経つ。

千年ほど前に『士』と呼ばれる人たちの間で茶を喫する事が芸術となり、文化が生まれた。高い教養を持つ人たちの間で広がり

それが庶民の中にも浸透していった。

やがて仏教の交流の中で日本にも伝わり

鎌倉から安土桃山時代を経て日本に合った茶道が誕生した。

作法に違いはあれど茶を介して人と人とが縁をつないでいくことに茶道が、関わっているのは間違いない。

非日常な場での作法に則った出合いは

お互いを平らかにし、絆を深めていく。

そしてそれは永遠に続くかのような錯覚を持たせ

反面一度きりの時間という制限も感じさせる。

詰まるところ今できることを今の瞬間愉しむ事が

生きてる全てだと気づく。

気づいたらあとは行動あるのみ。

単純なことだ。

日々の暮らしに流されなければ

誰かと比較して勝ち誇る作業を辞めれば

人生はずっと楽になる。

自分の人生生きるのに誰の許可も要らない。

だからお茶はいい。

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