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育ててくれた本

2024.07.17

PHPという出版社がある。

松下幸之助氏が物質が流通して皆満たされた後は必ずこころの時代がいずれ到来することを予測して設立された。

大学卒業後就職して仕立てのころ馴れない仕事をしながら芽の出ない自分がどうしていいか分からず手に取った本がある後藤清一氏の『こけたら立ちなはれ』という本です。

1人の人間として学歴、肩書、家柄などのアドバンテージを一切あてにせず努力と勤勉さと情熱で

人生を駆け抜けた偉人の名著で今も愛読しています。

人の縁は味わい深く時には苦くもある。

仕事で繋がるのも人から頼まれるのも自分がどれだけ自分のやることに情熱をかたむけたかに尽きる。

茶の湯者として自ら教えて、教わり、ともに成長していく。これからもずっと一介の茶の湯者として教え続けていきます。

自ら行うことが1番大切なことだと自分は思います。この本はそんなことを教えてくれた熱い一冊です。

人はいつか

2024.07.09


人はいつかこの世に別れを告げて旅立つ。

時間の流れなんか気にしないで

自分のやりたいこと、楽しみたいことを

できるだけ沢山した方が良い。

生き物として命の長い短いはある。

けれど終わりはいつ訪れるか誰にもわからない。

だから納得のいくように、いつ終わりが来ても良いように覚悟して1日を精一杯生きるのがいい。

自分を磨くのは自分のため。

磨いた自分が誰かと出会うと化学反応がおきて

また新しいストーリーが生まれる。

だったらできるだけ面白い化学反応を起こそう。

この退屈な心に栄養を与え続けよう。

そうすれば心の奥にある何かが輝くから。

故人を偲び今日はそう思った。

やる事

2024.06.18

本気でやろう。自分で考えて行動して

気づいて納得しよう。今の自分より前に前に

見えてなかった景色を見てみよう。

知らなかったこと、知ってるつもりだったけど

わかってなかったこと。

新たな出会いがある。

新しい道がある。

それはずっと昔に誰かが通ってきた道かもしれないけれど自分で見つけた道だから

自分の道。

どこかで誰かがいつも何かやっている。

生き方を定めていけば迷うことはない。

全てはそれでいい。

原点

2024.06.06

日本的の原点

飛鳥時代の遣唐使から始まり

五代十国、宋、元、明、清の時代も

途切れることもあったが日本は絶えず中国の

文化や思想を取り込み自分たちの国に合うように

アレンジしてきた。

また朝鮮半島の百済国からも仏教美術が日本にももたらされその後の日本の美の感性にも多くの影響を与えた。

禅、茶道、和いずれも日本に招かれた僧侶や中国に渡った僧侶によってもたらされた。

仏教は宋の時代の士大夫たちの影響で儒教とも混じり合い中国の仏教として発展して日本に輸入された。

粉末のお茶は宋代に流行したお茶の飲み方で

明代になると煎茶が流行し、日本に隠元禅師が日本に来日して煎茶道の元となった。

現代の文化の源流はやはり大陸からの影響が大きい。そういう意味で言うと日本の核の部分は別にありその上に大陸文化が外郭を形成しているのだろう。

核の部分の探究はまた別にする必要がある。

修行

2024.06.04

禅の修行茶道の修行

道を求めて稽古に励む。

師匠の一言が自分にとっての公案のよう。

考えるが答えが出ない。しばらく心の奥にしまわれているが突如として目の前に現れることがある。

昔大宗匠か御家元かのお話で茶の稽古で悟りが得られると聞いたことがあった。

今になって茶の道具の扱いなどで当たり前でやっていた所作がロジック通りであったり思い込みでルーティンになっていた点前が例外を突きつけられて根底から考え直す必要に迫られる。

これは禅問答のよう?と得心する。

なかなか安心させてくれないのが茶の湯の道

まだ先に見えていない景色がある。

ずっと続く。だからやめられない。