師匠の心構え
明治維新の頃日本人は諸外国からの開国を迫られその後欧米諸国の近代化を目の当たりにして自国を守るためには経済活動の大切さを実感していた。また国際社会という国境外の諸国との付き合いのなかで日本人、日本のアイデンティティわわ明確にする必要に迫られた。
日本人の精神は中国禅の伝来以来
本来の自己を問う気概と規律に従って日常生活を過ごしムリ、ムダ、ムラを減らす生き方をひとつの指標とした。
茶道はこの禅の輸入とともに日本に伝来した。
師匠に付いて学び、ともにあゆみ、最後には師を越え、我が心の師となり歩んでいく。
師匠には恵まれてきた。
そろそろ学ぶ姿勢から師匠としての在り方を
示していく時期が来た。
詰まるところ、何をしてきたかよりも今何をしているかが重要だ。