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価値観の変化

2023.12.31

ずっと変わらないと思っていたこと、変わらないで欲しいと願っていたこと。

人生の中で世の中が大きく変化するある時期を体験する。今まで自分が心地よかった楽だった生き方を修正させられる。そのことをはっきり認識する必要がある。

そして大切なことは対応していくことである。

荀子曰く『従順で、もの腰が柔らかいが、
世俗に流されることはなく、
左に行くべき時には左に、
右に行くべき時は右に、上手くやるのが君子である』

時代が変われば価値観も変わる。

いつも磨いているから輝く。

茶会

2023.12.19

ここ最近茶会が行われることが増えてきた。教室でも年に2回ほど茶会を催すが問題は場所の確保。来年3月の春分の日に行なう茶会は横浜方面ですることに。

稽古→茶会→茶事

教室の運営者→茶道家→茶人

様々な役割をこなす。

自分のお茶ができるのは茶事

作法はかなり複雑に作業も多くなっていくが

元々のカタチを知って実践しないと

自分のお茶を表現する機会が無い。

現在外部のプラットフォームで茶事を

3年間やってきてようやく自分のお茶とは何か

と向き合えるようになってきた。

知己を得たありがたい茶友たちもできた。

人と良い時間を過ごすために

生業として茶道教室をしているが

人と人とが性別、人種、有名無名の肩書きを 

外したところで交われる世界が茶道。

茶会はそんな楽しい世界を知ってもらう良い機会。趣向、道具様々考えているのが楽しい。

経糸と緯糸

2023.12.06

 

衣類も経糸緯糸の良いバランスで丈夫で長持ちする。経糸が強すぎると緯糸の関係は緊張してギクシャクしたものになる。横が強すぎるとバラバラになり形が整わない。

物事は二面性があり

二つ合わせて一つの道になっている。

良い面、そうでない面合わせて1つの形

特に良くないように見える面を取り除きたがるのが人情だがどちらも大切な一面だと認めることでずいぶん生き方が変わってくる。

〇〇すれば〇〇になるという予測よりも今生きることに焦点を当てて生きていけば多少の不安があったとしても落ち込むことはない。

先を見据えつつ、今を生きることが何よりも大切。

心の経糸緯糸のバランスは大丈夫でしょうか。

親鸞上人のこと

2023.12.03

行なうことと考えていることが一致する。

耳障りのいい言葉そうありたいと願ってもなかなかできない。努力や啓発は自分からの脱却を目指す。より良い自分になるための努力は美しい。辿り着く先にはまだ未知の世界が広がり奥に行けば行くほど五里霧中。気がつけば迷いの中にいて出口を探して迷いながら進む。

すれ違う人の中にともしびのような人がいる。迷いの中にいながら信じてブレない。自分にとっては親鸞上人がそうでした。

迷い、悩み、世間この清濁の世界の中にあって

自分を生きた。

もちろん今更自分の進む道に迷いはない。

時に自分の力の及ばないところで迷っていると

先を行く人がみえる。その人には敵わないと思う気持ちが『敬』という気持ちにつながるのである。

和敬清寂のこころは今を懸命に謙虚に生きる人の心に宿る。

一期一会

2023.11.29

一期一会

茶事やプライベートな茶会で体験するかもしれない感覚。

先日京都御所で一客一亭の茶会が実現しました。友人からたっての願い。事情があって弾丸で京都に。

例年なら冬の京都は寒さ厳しくなのですが、その日は日差しも柔らかく暖かい1日でした。

向かい合って談笑しながら一碗のお茶を差し上げる。その時は和やかに終了し互いに春に会う約束をしてそれぞれ帰路につきました。

後から込み上げてくる気持ち。

また会えるって次の機会って本当にあるのか。

これが最後になってしまうことはないのか。

戦国時代の人たちもこんな気持ちで茶会に身を置いたのだろうか。

もう少し時間がほしい。

もう少し話しておけば良かった。

頭の中で言葉が浮かんでは消える。

色んな制約、厳しい条件もある。

でもそれを敢えて乗り越えて

間違いかもしれないが信じた道をいかないと大切な何かは守れない。自分の気持ちに正直に行動すればまた次が見えてくる。

人の縁はそんな簡単なものではない。

だから精一杯お茶で生きていこう。

また会える日を信じて。

友よありがとう。

大切なことを教えてくれて。