行なうことと考えていることが一致する。
耳障りのいい言葉そうありたいと願ってもなかなかできない。努力や啓発は自分からの脱却を目指す。より良い自分になるための努力は美しい。辿り着く先にはまだ未知の世界が広がり奥に行けば行くほど五里霧中。気がつけば迷いの中にいて出口を探して迷いながら進む。
すれ違う人の中にともしびのような人がいる。迷いの中にいながら信じてブレない。自分にとっては親鸞上人がそうでした。
迷い、悩み、世間この清濁の世界の中にあって
自分を生きた。
もちろん今更自分の進む道に迷いはない。
時に自分の力の及ばないところで迷っていると
先を行く人がみえる。その人には敵わないと思う気持ちが『敬』という気持ちにつながるのである。
和敬清寂のこころは今を懸命に謙虚に生きる人の心に宿る。