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サステナブル

2022.12.23

今日は家内の持っている雛人形のリメイクに浅草橋の人形の久月さんに来ています。
子供の頃妹がいたので七段飾りの雛人形が家にありました。母がいつも2月の末になると
雛人形を出してそれを手伝っていたのが思い出されます。
妹が大学へ行って実家を離れる頃にはもう出してなかったと思いますがどうなってることやら…
ものを大切にする風潮が流行っていて、使われてこなかったものにも再び目が向けられるようになったり、金継ぎが人気になったり新たにつくって古いものを捨てることが少なくなったのはとてもいいことです。
お茶で言うと、400年以上前にできた作法という無形の伝統として今も受け継がれているのがそれにあたります。

また時代が変わって世間の関心が別のことに移ってもお茶はお茶のままで表面の膜を変えながら
あり続けるのでしょう。
命のある間にお茶に出会えてお茶の流れの中に身を置ける幸せを感じます。

お茶を日常にも

2022.12.06

茶道をみちしるべに人生を歩んで来て、気づかされたこと、教えられたことが沢山あります。
先日、地元に帰ったお弟子さんから嬉しい連絡がありました。

資格のために勉強中でレポートでお茶から学んだことを書いたとのことで、その後無事に合格したとのことでした。
お茶から学んだことが大いに役に立ったとのこと。
実際先生をしていてまずはお点前の型、そして知識、さらにお茶の目指す道先をまんべんなく
伝えますが、どれくらい伝わっているかは実際のところわかっていません。
なのでこのように連絡をもらえるのはとても嬉しいこと。

お茶から学べることは沢山あります。それをどう汲み取って活かせるかは
その人の努力の賜物です。

お茶をどんどん学ぶ人が増えたらこれほど嬉しいことはないです。

お茶から学ぶ

2022.11.24

先日吉川英治記念館に行った時に
吉川先生が大切にされていた言葉に触れました。
『我以外皆師』
自分の周りの全てのことから学ぶことができる
この心構えはとても大切ですね。

自分はこれでいいのだと思ってしまうと学ぶことを忘れがちです。

茶道を教えていてもよく感じるのです。
良いのは茶道の教えで自分が良くできるからではないと。
敬愛する杉浦重剛先生もそのように常々言われていたようです。

生き方も考えも十人十色、どの考えが自分に合ってるのかを選択する。自分は茶道の生き方を選びました。

お茶が教えてくれたというよりお茶に触れて自分で考えて気づいたり感じたりしてるのです。

教えは人を正しくしてくれます。
あとはそれを信じきるだけです。

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