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はざま

2023.10.23

お茶は非日常の世界を体現します。

と言っても自然にそうなるわけではなく

そうしようと努めるから近づいていきます。

オトナミ茶事の時も日常の雑音、インターホンの音が絶妙なタイミングで茶事の進行の途中に割り込んできます。

『塵外有清楽』そんな中でも心を戻されることなくお茶の世界に浸る。

茶事にはそんな魅力があります。

亭主、客、道具いずれも

非現実の世界に誘う大切な役目を担っています。

その世界観を自分のものにして日常生活に活かせるようになると『塵外有清楽』の本当の意味がわかります。

日常生活の中で自分のスペースを心の中に持つことが大切ですね。

 

茶の道は

2023.10.20


茶の道は辿るにひろき

武蔵野の

月の住むなる

奥ぞゆかしき

茶道の根底には禅の教えがその上には儒教的な道徳が脈々流れています。

地層のように重なっている茶道の教えは

掘り進めていくと新しい発見があり、底が深く

奥ゆかしいものです。

守破離が示すように守るところから破るところへ進んだ先にある何かに気づくことは公案を

解くことと同じです。

自身の体験に基づく答え、インターネットで得れない答えを探すことこそ今の時代に必要なことではないでしょうか。

素晴らしい茶会

2023.10.16

茶会にも様々あります。す

茶事、茶会には亭主、客の積み上げてきた深さが出ます。自身も探究していくと深みに共感します。お菓子も飾り気なく、道具も至って地味。

亭主が席に入ると深い海の底から湧き上がる気持ちを感じます。いいお茶会はこういう瞬間があります。

可視化が主流の現代において心で感じる感覚を養えるお茶は人生の真の味わいを教えてくれます。

その道に入らんと思う心こそ

2023.10.13

利休の茶に対する心構えを伝える利休百首の1番目の道歌がこちらです。

『その道に入らんと思う心こそ 我が身ながらの師匠なりけれ』

何かを始める時、自分はこの道で生きていこう

この仕事で生きていこう!と誓った時から80%は道がなされています。

あとは気持ちをいつまでも忘れずに続けていくこと、それだけの教えが詰まった一句です。

一つのことだけを続ける難しさは続けていくと分かります。それでも続けた先に道は続いています。

お茶が誰かにとって『その道』であってほしい、それほど素晴らしい道だから。

教室の入会お問い合わせについて

東籬庵にお問い合わせの方。

目黒東籬庵は稽古を通してお茶の良さを伝えていきます。

稽古の目的は茶会、茶事のためです。

現在たくさんの方が教室に通っておられますが

しっかりした稽古を行なっていきたいという思いがあり

以下のことをお伝えして

納得していただいた方に教室で学んでいただきたく思います。

•稽古にじっくり向き合う時間が持てる方。

•同じ曜日の同じ時間に通うことができる方

 

•茶会、茶事に参加できる方

•積極的に学ぶことのできる方

以下の方は当教室ではお教えするのが難しいため

他の教室を探されることをオススメします。

•ちょっと習ってみたい方、お茶以外にも色々習い事をして広く浅く楽しみたい方

•忙しくてコンスタントに通えない方

通うのに遠い方(1時間以上通うのにかかる方は難しいです)

茶道教室も様々ありますので、ご自身に合った教室を見つけることがお茶を楽しむ上で一番大切なことです。

教室は舩越宗英、河田宗愛が直接稽古をみております。

稽古は師匠が直接指導してこそです。

習い事と大きく異なるところです。

お茶を熱心に学んで日本を伝える、自国の文化に誇りを持って情熱をかける方とお会いできるのを楽しみにしています。

ありがとうございます。

舩越宗英